安いから3着買おう!
売る側の手法にハマってしまう
4 プチプライスの洋服
どの家にも、まさに売るほどあるのが洋服だろう。クローゼットが常にいっぱいで、収納の悩みナンバーワンに上がるのがこれだ。すでにたっぷりあっても増え続けるのは、子どもの成長でサイズが合わなくなったり、流行のスタイルが変わるせいもある。
洋服には食品のような消費期限がないとはいえ、今年の流行りモノ
店側がせっせと割引を勧めるのは、安くしてでも今年の在庫を減らしたいから。消費者へのサービスではない。ちなみに、あえて「プチプライス」と書いたのは、手ごろな金額だからこそ「3着でもまあいいか」と買ってしまうからだ。これがハイブランドの洋服ならそうはいかない。
もし、シャネルスーツが3着で10%引きですよ言われても、とても財布は開けないものだ。そもそも、ハイブランドの服は高額だからこそ価値があるので、そんなバーゲン商法などしないと思うけれど。
5 便利グッズ
キッチンの引き出しを開けたら便利調理グッズがぎっしり……という人は、衝動買い体質の可能性が高そうだ。こうした商品は100円ショップに並ぶことが多いのも、それを後押ししている。
パッと見て、「これがあったら手間が省けそう。買っておこうか、どうせ100円だし」と気軽に手に取ってしまうからだ。しかも、便利グッズは「白髪ねぎが簡単に作れる」「ゆで卵の皮がむきやすくなる」等の単機能のことが多いので、どんどん数が増えてしまうもの。
引き出しがいっぱいになれば、その中に紛れて、買ったことをつい忘れてしまう。こんなもの買ったっけ?と首を捻るようなものがどんどん出てくるとすれば、ムダの一言だ。たかが100円でも、チリが積もれば大きな金額になってしまう。一つあればなんでもきれいに落とせるはずの万能クリーナーが、何種類も戸棚に入っている家も同様だろう。
「便利です」というキャッチコピーに弱い人はくれぐれも注意を。