
人に好かれるも嫌われるも、真意が伝わるも伝わらないも、一目置かれるも軽く見られるも、すべては使う言葉次第。クイズに挑んで、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)
クイズ
会社の先輩と外回り。駅の雑踏の中で、先輩がビニール傘をカバンにはさんで横向きに持っている。「横に持つと危ないですよ」と注意したが、「お前、細かいな」と聞く耳を持たない。
そのままだと、先端が子どもの顔などに当たりそうで見ていてハラハラする。とにかく早く縦に持ち替えてほしいが、どう言えばいいか?
(A)「前にボクの甥っ子が傘の先端で突かれて大けがしたことがあるんです」
(B)「細かいとかそういう問題じゃなくて、傘は縦に持つのが常識ですよ」
(C)「先輩の人間性がよくわかりました。そこまで残念な人だったとは……」
(B)「細かいとかそういう問題じゃなくて、傘は縦に持つのが常識ですよ」
(C)「先輩の人間性がよくわかりました。そこまで残念な人だったとは……」
正解は……
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A
◎ (A)「前にボクの甥っ子が傘の先端で突かれて大けがしたことがあるんです」
△ (B)「細かいとかそういう問題じゃなくて、傘は縦に持つのが常識ですよ」
× (C)「先輩の人間性がよくわかりました。そこまで残念な人だったとは……」
解説
梅雨になると傘を持つ機会が増えます。昨今、問題視されているのが「傘を横に持つ」という危険な迷惑行為。しかし、まだまだ無自覚に横に持っている人は少なくありません。
相手が先輩だからといって「何も言わないのが正解」という考え方は、あまりにも情けなくて寂しすぎます。注意を素直に聞き入れてくれなかった場合は、Aのように具体的な危険性を提示しましょう。実話じゃなくてもかまいません。
Bだと先輩は間違いなくムッとするし、ますます意固地になりそうです。Cは、本音ではありますが、さすがに言い過ぎ。もし自分が先輩の立場であれば、この先輩を反面教師にして、後輩の注意を素直に聞けるカッコイイ先輩を目指しましょう。
