3位は紳士服専門店のタカキュー(東京都板橋区)で、平均年収は368.4万円。アパレルの中でも紳士服専門店は、コロナ禍による「スーツ離れ」の影響を強く受けています。アパレル業界については、別記事(【アパレル29社】倒産危険度ランキング最新版!6位タカキュー、1位は?青山商事やコナカもランクイン)も併せてお読みいただけばと思います。

4位&5位は
いずれも地方百貨店

 4位は大和(石川県金沢市)で、平均年収は370万円。金沢の老舗百貨店「大和百貨店」を運営しており、金沢のほか富山にも店舗があります。5位は、神奈川県内に百貨店を展開するさいか屋(神奈川県川崎市)で、平均年収は375.3万円でした。

 4位の大和も、5位のさいか屋も、共に地元では有名な歴史ある百貨店です。全国的に見ても、地方百貨店は新型コロナウイルスの感染拡大の終息後もなお、苦境が続いています。このあたりの事情は、下記の記事で詳しく伝えていますので、ぜひ併せてお読みください。

 なお今回、平均年収が450万円未満だった企業は23社ありました。業種別に見ると、小売業が10社と最多で、サービス業が5社、陸運が3社、卸売業が2社、機械、建設、ガラス・土石製品がそれぞれ1社ずつとなりました。地域別に見ると、東京都に本社を置く企業が8社と最も多く、次いで大阪府、石川県、宮城県は2社ずつありました。

 次ページからは、6位以下の計150社を掲載しています。コンビニのポプラやスーパーのいなげや、メガネの愛眼、西日本鉄道や新潟交通など、各社の順位と平均年収はどうなっているのか、チェックしてみてください。

(ダイヤモンド・ライフ編集部 吉岡綾乃)