
仕事が忙しくて、どうしても夕食が遅くなってしまったり、休日に寝過ぎてしまったり……。規則正しい生活が大切とは分かっていても、その習慣をつい崩してしまいがち。そんな「生活リズム」の悩みに専門家が答える。※本稿は、塩谷英之『睡眠・食事・運動で変える 24時間のリズム習慣』(メディカル・ケア・サービス)の一部を抜粋・編集したものです。
遅く帰宅した日の
睡眠と夕食について
Q
遅く帰宅したら、睡眠時間を確保するためすぐに寝たほうがいいのでしょうか?
少し時間をおいてから寝てもいいのでしょうか?
A
すでに夕食を済ませていたならすぐ寝てもいいです
遅くなるときは「分食」がおすすめです
これは、夕食の摂取時間によります。たとえば、午後11時に帰宅したとしても、夕食を外で午後8時ぐらいに済ませていれば、入浴して、すぐに寝ることができます。
しかし、夜10時ぐらいまで飲食をしていて、11時に帰宅したのであれば、すぐ寝ると消化器系に良くありません。かといって、少し時間をおいて夜中の1時過ぎに寝ると睡眠時間が減ってしまいます。
要するに重要なのは、帰る時間ではなく、夕食を摂る時間とその後リラックスできているかどうかなのです。
残業などで遅くなる場合には、分食をおすすめします。分食とは、たとえば午後10時ぐらいに帰宅する予定ならば、午後7時前後に食事をしてしまい、帰宅後は軽めの食事、あるいは軽くビール1杯とチーズくらいで済むようにしておくことです。
そうすれば、睡眠時間を減らすことなく、すぐ寝られます。