睡眠欲求は、朝起きてから時間とともに蓄積していき、午後から夕方頃にかけて眠くなってきます。このときにまとまった時間寝てしまうと、せっかく蓄積してきた睡眠欲求がゼロになり、本来寝るべき夜に睡眠欲求が小さくなり、睡眠障害が起こってしまうのです。
ただし、20分くらいの昼寝だったら、睡眠が浅いため構いません。むしろ、その後の活発な活動を維持するためには有効です。仮眠をとったほうが午後の仕事のパフォーマンスが上がるという報告もあります。
昼寝の目覚めを良くするためには昼寝前にコーヒーを飲むといいと言われています。
カフェインの覚醒効果は飲むと30分ほどで現れ、数時間持続するからです。昼寝をする直前に飲めば、ちょうど目覚めたい時間に効いてくるというわけです。
昼食が遅くなったとき
注意すること
Q
仕事などの都合で昼食を食べ損ねてしまいました
お腹が空いて我慢できないとき、夕方に昼食を摂ってもいいですか?
A
夕食を食べる予定の時間を考えて、影響がない時間と量を食べましょう
昼に食事が摂れなかった場合でも、夕方4時頃までには食べるのが望ましいです。

食べる量も満腹になるほど食べるのではなく、腹六分目にして、うどんなどあまり胃に負担をかけない(消化時間が短いもの)ものにしておきましょう。
なぜなら、遅い時間に昼食を食べてしまうと、お腹が空かず、夕食の時間もいつもより遅くなってしまうからです。遅い時間の夕食は肥満になりやすく、心臓に負担をかけてしまいます。
逆に、空腹のまま夕食を食べると、いつもより余計に食べてしまうことも考えられます。昼食を食べ損ねて、お腹が空いてしまったときは、夕食が遅くならないこと、たくさん食べてしまわないことを考慮して、適当な量を摂りましょう。
午後7時に夕食を摂ったら、その後は翌朝の7時までの12時間を絶食(水分は摂取しても可)したほうがいいのですが、働いていると夜7時に夕食を食べるのは難しいと思います。遅くても午後9時ぐらいまでには済ませたいものです。
脂肪分の多い食品は消化に時間がかかるので、遅い昼食や遅い夕食時には注意しましょう。