なぜなら、僕は稼いだお金を贅沢に使うために働いているのではなく、自分の仕事にはやりがいがあって、楽しみながら働いているからです。つまり、必要以上に稼げたとしても贅沢なことに使う必要がないのです。
そして、運よく好きなことを仕事にできたからといって、収入がずっと右肩上がりで上がり続けるわけではありません。だからこそ僕は、好きな仕事でお金が稼げているだけでもとても贅沢なことだと思うのです。
問題が起こったときは
「引き算思考」になるべし!
多くの人は何か問題が起こったときに、モノを買って解決しようとしたり、やることを増やして解決しようとします。これは「足し算思考」の特徴です。
その一方、僕はミニマリストになったことで物事は「引き算」でも解決できることに気づくことができました。これが「引き算思考」の特徴です。
たとえば、次のような問題が出てきたとき、あなたはどう解決しますか?
[例1]モノが多くてしまう場所がない。
足し算思考の人→新しい収納を買ってきて、モノを全部詰め込む。
引き算思考の人→不要なモノを減らして、収納にしまう。
[例2]生活費が高くなってしまった。
足し算思考の人→労働時間を増やす。もっと仕事を頑張る。
引き算思考の人→無駄な支出を削り、生活費を下げる。
一見、どちらも問題を解決できそうですが、僕は断然、「引き算思考」をオススメします。なぜなら、「引き算思考」は誰にでもできる解決法だからです。「足し算思考」で物事を解決しようとすると、いずれ限界が来ます。
僕はミニマリストになる前、すべての問題に対して「足し算思考」で対処していました。収納を増やし、仕事も増やして、やるべきこともどんどん増えて忙しくなっていく。お金も貯まらないし、毎日が忙しい。全然余裕ができなくて生活がずっと苦しい。最後の最後、僕は大きく体調を崩し、限界を迎えてしまったのです。
「引き算思考」ならどうでしょうか。今の僕は、何か問題が起きたときは「何か減らせるものはないか」と考えるようにしています。不要なモノや無駄遣い、日々のタスクやスケジュールだけではなく、人間関係や情報まで、優先順位の低いものからどんどん減らしていくのです。
そうすれば、「収納が足りない」「お金が足りない」「時間が足りない」「忙しい」「余裕がない」「ずっと生活が苦しい」といった問題を解決することができます。