フジHD次期社長が明かす「コンテンツへの大転換」計画・丸住製紙破綻前にコンサルが策定した再生計画を入手・ベイカレント「陰の最高権力者」の正体
元タレントの性加害問題をきっかけに、解体的出直しを図るフジテレビ。親会社のフジ・メディア・ホールディングス(FMH)が6月下旬に開く株主総会には、アクティビストが株主提案を出し、委任状争奪戦に突入しています。スポンサー離れなどで業績が苦境に陥る中、巨大メディアはどう反転攻勢を目指すのでしょうか。フジテレビ社長でFMH次期社長の清水賢治氏を直撃。清水氏は、業績面でフジが“独り負け”を招いた理由に加え、その処方箋としての「コンテンツへの大転換」について解説。開局以来65年で初となる、テレビ局の常識を覆す新たな取り組みや大胆な組織再編も明らかにします。『必読!今週のニュース3本』では、本記事に加え、『丸住製紙破綻前にコンサルが策定した再生計画を入手』と『ベイカレント「陰の最高権力者」の正体』の3本を紹介します。(ダイヤモンド編集部)
元タレントの性加害問題をきっかけに、解体的出直しを図るフジテレビ。親会社のフジ・メディア・ホールディングス(FMH)が6月下旬に開く株主総会には、アクティビストが株主提案を出し、委任状争奪戦に突入している。スポンサー離れなどで業績が苦境に陥る中、巨大メディアはどう反転攻勢を目指すのか。特集『株主総会2025』の本稿では、フジテレビ社長でFMH次期社長の清水賢治氏を直撃した。清水氏は、業績面でフジが“独り負け”を招いた理由に加え、その処方箋としての「コンテンツへの大転換」について解説する。開局以来65年で初となる、テレビ局の常識を覆す新たな取り組みや大胆な組織再編も明らかにする。また、ガバナンス改革の進捗(しんちょく)状況や、株主提案への対応、フジサンケイグループの在り方についての見解も語った。 >>記事を読む
2月に経営破綻した四国の丸住製紙が破産や特別清算へ移行するリスクが高まっている。名門製紙はなぜここまで行き詰まったのか。実は、同社は破綻に追い込まれる1年3カ月前に、コンサルティング大手、経営共創基盤(IGPI)の主導で「事業再生計画」を策定していた。ダイヤモンド編集部は、業績悪化の要因や再建策などが盛り込まれた、その内部資料を独自入手した。内部資料からは丸住製紙が破綻した理由に加え、企業の「コンサル頼み」の実態も浮かび上がる。内部資料や取材を基に、3回に分け、丸住製紙の経営破綻の全貌を明らかにしていく。前編となる本稿では、IGPIが列挙した、丸住製紙の業績悪化を招いた24項目の「原因」を明らかにする。そこからは再建を阻んだ“縦割り文化”や“ぬるま湯”ともいえる経営姿勢が浮かび上がる。 >>記事を読む
国内発のコンサルティングファーム、ベイカレントは急速な台頭を遂げてきた。足元で人員数は5000人を突破し、コンサルビッグ4超えも果たした。だが、あまりに急激な成長は組織や社内風土のひずみも顕在化させつつある。爆速成長の陰でベイカレントがはまった罠(わな)とは。長期連載『コンサル大解剖』内の特集『ベイカレント 爆速成長の罠』では、複数回にわたり、ベールに包まれてきたベイカレントの実像を浮き彫りにする。第4回の本稿では、ベイカレントの最高幹部の顔触れと序列を明らかにしていく。幹部の序列はその独特な組織体制とも密接で、実は、会長や社長よりも格上の「陰の最高権力者」が社内に存在する。その正体とは。爆速成長するコンサルファームがいびつな権力構造を持つに至った背景もひもといていく。 >>記事を読む
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