〈1〉勉強に集中できる学習スペースの確立

・兄と妹の自習室をつくる
 長男のデスク(1)はそのまま、長女が幼稚園から使っていた机を処分し、新しく学習デスク(2)を購入。兄が勉強している時は、妹も勉強できるよう自習室のような空間を整える。

・おもちゃは断捨離し、学用品収納を用意
 おもちゃは最低限に絞り子ども部屋に移動。勉強道具・教材・プリント類は専用の学用品収納(3)へ。ファイルボックスや引き出しに「算数ドリル」「漢字練習帳」などとラベリングし、子ども自身で片づけられるように仕組みづくり。

・照明を学習モードとリラックスモードで切り替え可能に
 天井照明を調光・調色機能付きのLEDに変更。文字が読みやすく勉強に集中できる「勉強モード(白系光)」と「リラックスモード(オレンジ系光)」にリモコンで切り替えることで、集中力維持と就寝前のリラックスを両立。

〈2〉「負担が見える化」する家事分担

・家事リストを作成・共有
 夫婦の家事分担をホワイトボード(4)やアプリで可視化。「食器洗いはどちらがする?」「洗濯物を畳むのは?」など曖昧だった家事を明確にし、不公平感を減らす。

・子どもの手伝いも積極的に取り入れる
 小学生兄妹にも簡単にできる家事(ゴミ出しや食器拭きなど)を割り振り、「家族みんなで家を整える」意識を育む。兄妹のケンカを防ぐために役割を分けておく。

〈3〉リビングの収納を見直し、「出しっぱなしゼロ」へ

・リビングを壁面収納に見直し
 こまごましたリビングの収納を、壁面収納(5)にまとめて収納量を倍増。行き場のないモノの定位置をつくる。

・デッドスペースを活用した収納を新設
 デッドスペースだったキッチンカウンター下に、カバンや書類などが入るカウンター下収納(6)を設置。

・テレビ台も壁面収納型に変更
 AV機器やゲーム機、コントローラーなど場所をとるものは、壁面収納型のテレビ台(7)に変更して収納。コントローラーを床に置く習慣から収納する習慣へリセット。

・「出したら戻す」を徹底する仕組みづくり
 リビングで使うアイテムを「この位置に戻さなければならない」というルールを家族全員で共有し、「出しっぱなし」「置きっぱなし」を防止。また、リビング収納に収まらないモノは、そもそも増やさない・買わないルールを徹底。

〈4〉リビングを思い切ってリフォーム、「家族が集まる空間」へ

・汚れて傷んだ床・壁・天井のクロスを明るい色調に張替え。汚れが付きにくい素材のクロスで、メンテナンスの手間も軽減。

・リビング天井の照明をLEDダウンライト+間接照明に変更し、リビング全体が「明るく落ち着く」空間に。