家財の補償と借家人賠償責任補償は最低限でOK!
他人への賠償は高額になるので補償額1億円を目安に
ザイゼン 補償が多いほど、当然保険料も高くなりますよね。不要な補償が入っていない保険を自分で探して加入すれば保険料が安くなるのか。
平野 ネット保険に補償内容が必要最小限の商品がありますし、保険代理店で条件を伝えて保険を設計してもらう方法もあります。例えば、水災の補償は洪水や土砂崩れの危険がなければ不要ですよね。地震保険も、一人暮らしなら入らない選択肢も。
ザイゼン 地震や地震で発生した火災による損害は、地震保険じゃないと補償されませんよね。でも、ボクの家財で高額なのは冷蔵庫ぐらいだな。
平野 地震保険の補償額は火災保険の3~5割。つまり、ザイゼン君の全家財の価値が100万円の場合、地震保険で補償される額は最大50万円です。これなら貯蓄でも対応できると思えば地震保険はなくてもOK。
ザイゼン 保険を自分で探すときは、何の補償があればよいですか?
平野 家財の補償、借家人賠償責任補償、個人賠償責任補償の3つです。借家人賠償責任補償は大家への賠償を補償するもので、広い部屋の一人暮らしでも1000万円あれば十分。
ザイゼン 個人賠償責任補償は?
平野 店の商品を壊した、飼い犬が他人を噛んだなど、住宅トラブルに限らず様々な賠償に対応してくれる補償です。薦められる賃貸火災保険にも付いていますが、補償額が不十分な場合も。自転車事故の加害を想定して最低1億円は必要です。