そういう「裸を楽しむノリ」が、国分さんにも引き継がれた恐れがある。冒頭で紹介した文春報道によれば、国分さんと一緒にキャンプに行った男性ADは全裸で川に入れられたという。国分さん側からすればあくまでその場の「ノリ」だったかもしれないが、やらされるほうはたまったものではない。


この「裸を楽しむノリ」はグループの過去の言動からも伺える。TOKIOが1996年のアトランタオリンピックに行った際、移動のリムジンの中でメンバーが野球拳をやっていて目的地に到着したときはみんな全裸だったという「笑い話」がある(東スポWEB 2021年1月28日)。
皆さんも周囲のおじさんを見てわかるように、人間の精神年齢というのは若い時で止まっているものだ。国分さんもこういう若いときの「悪ノリ」を50歳になった今、面白いと思って周囲のスタッフに押し付けている可能性がある。
2の《「立場」を用いたグルーミング》を詳しく説明する必要はないだろう。なぜジャニー氏が数百人にも及ぶ少年たちを毒牙にかけて、被害者の多くが泣き寝入りをしていたのかというと、ジャニー氏が芸能界において絶対的な権力者だったからだ。夜に寝床に潜り込んでくるジャニー氏を拒めばデビューの道が閉ざされてしまうということで、歯を食いしばって性暴力を受け入れた人が多くいる。
このように強い立場の人間が、弱い立場の人間が拒絶できないことをいいことに性交やわいせつな行為を求めてくることを「性的グルーミング」と呼ぶのだ。
こういうジャニー氏の「悪癖」もジャニーズおじさんたちは少なからず受け継いでしまった恐れがある。