ただ、こちらは国分さんと対照的な対応で、田原さんは集まった報道陣に対して「僕が調子に乗りすぎだ」「つまらないオヤジギャグみたいな感じ」としっかりと説明して騒動を謝罪。女性アナウンサーからも「まったくお気になさらず」という言葉をもらったと明かした。
このケースは「ああ、うちの会社でもウケ狙いのつもりで女性社員に下ネタをしつこく言い続けているおじさんがいるなあ」くらいで済んでいるが、深刻な「性暴力」を指摘されたジャニーズおじさんもいる。
まず記憶に新しいのは、国民的アイドルグループSMAPのメンバーだった、中居正広さんだ。
フジテレビの第三者委員会によれば、中居さんは同社のアナウンサーだった女性に対して「性暴力」を行って、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症させたという。
中居さん側はこの「性暴力」という表現などについて反論をしているが、自他ともに「性暴力」をしてしまったと認めて謝罪をしたのが、国分さんの「戦友」ともいうべきTOKIOの元メンバー、山口達也さんだ。
2018年2月、山口さんは自身が司会を務めていたNHK Eテレの番組に出演していた女子高生タレントに連絡をして、自宅に来るように言った。山口さんはかなり泥酔していて1人で行くと危ないと感じ、同じ番組に出演する女子高生タレントと2人で自宅に行ったところ、キスを迫られて、顔を背けたところ頬をなめられたという。そこから逃げ出した2人が親とともに警察に通報し、山口さんは強制わいせつ罪で、書類送検された。
さて、このようにジャニーズおじさんのセクハラ、性暴力という方面のトラブルが続発しているという現実を受けて、ネットやSNSではこんな意見も増えている。
「やっぱり多感な10代の頃にジャニー喜多川の影響を受けたことで心に闇を抱えてしまったんじゃないの?」
旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)の創業者であるジャニー喜多川氏は、多くの人気アイドルを世に生み出した「天才」として知られていた。だが、実はその裏で、スターになることを夢見て合宿所で歌やダンスのレッスンに励む少年たちを半世紀に渡って毒牙にかけていたのはご存じの通りだ。