「じゃあ、なんで引退したの?」中居正広氏がいまさら「反撃文書」発表の本当の狙いとは3月末にはフジテレビ第三者委員会による記者会見が行われた Photo:JIJI

中居正広氏が引退に至った問題について、第三者委員会による報告書が公表されてから約1カ月半。このタイミングで中居氏側の代理人から「反撃」とも言える文章が発表された。世論の反応はさまざまだが「それなら本人が出てきて説明しろ」という声も強く、やぶへびにも感じられる。(フリーライター 鎌田和歌)

代理人弁護士5人が
フジテレビの第三者委員会に反論

「じゃあなんで引退したの?」
「やっと反撃してくれてうれしい!」

 ネット上で両極端の反応が見られたのが、5月12日に報道された中居正広氏側の代理人弁護士による文書である。

 報道によれば、新たに代理人に就任した弁護士5人が、フジテレビが設置した第三者委員会に対して反論した上で、関連する証拠の開示を求めているという。

 引退した上に、詳細な第三者委員会報告書が出されてとどめを刺されたように見えていたこともあってか、「反撃」ともいえる発表にファンや中居氏を擁護する人たちからは「待ってました」と言わんばかりの声が大きい。

 一方、報告書から約1カ月半たっての発表に「なんでこのタイミングで?」「遅すぎる」という声も。また、「反論があるなら記者会見を開いて説明すればいいのに」など、活動中はトークのキレでお茶の間を席巻していた人気者に対する辛辣な意見も見られる。

 日刊スポーツでは、中居氏の代理人弁護士が送付した「ご連絡」の内容を全文掲載している。

  これによれば、中居氏側の見解は「第一」と「第二」に分かれており、まず「第一」では調査報告書作成のために集めた証拠を開示するように求めている。