店長から業務内容を一通り教わり、業務開始。さっそく牛丼並盛のオーダーが入ります。

 厨房内でパートのおばさまが牛丼を作り始めるので、それに合わせて僕もみそ汁作りをスタート。お椀に乾燥した具(油揚げ、わかめ)をひとつまみ入れ、お椀をみそ汁マシンにセットしてボタンを押すと自動的にみそ汁が注がれ、完成します。それを牛丼とともにお盆に乗せてタッチモニターのボタンを押し、お客様番号を呼び出し。カウンターにいらしたお客様に無事、商品を提供することができました。

「みそ汁マシン」が
有能すぎる!

 これまで客として何百杯と飲んできたあの松屋の無料みそ汁を自分が作る立場になるなんて面白すぎると思いながら、次のオーダー・牛焼肉定食(お持ち帰り)を準備していきます。

 お持ち帰りの場合は店内とは違い、みそ汁の用意は不要。厨房からお持ち帰り用容器に入った商品が出てくるのでそれにフタをし、キッチンプリンターから出力された商品名・消費期限が書かれたシールを貼ってビニール袋に入れます。

 定食なので松屋サラダも忘れずに袋に入れてご提供。お箸や紅生姜、七味唐辛子などはお客様にセルフで必要な分だけ、取っていただく形でした。

 こんなふうにいい感じのスタートが切れた僕の松屋カウンター業務。ちょうどお昼のラッシュが終わったあたりでの業務開始だったため、それほど忙しくはありませんが、お客様は断続的にご来店されてちょうどいい業務量です。女性1人でいらっしゃる方も結構多かったのが印象的でした。

 この日はかなり寒い日だったので熱々のブラウンソースハンバーグ定食が人気で、みそ汁を豚汁やチゲに変更する人も多かったです。

 この豚汁やチゲ、みそ汁マシン下の冷蔵スペースに1食ずつタッパーに入ったものがセットされており、タッパーに直接みそ汁マシンでみそ汁を注入し、厨房の方に渡してレンジ調理する流れになっていました。チゲもスープのベースがみそ汁になっているのが意外でしたが、よく考えると納得の取り合わせ。この提供フローを考えた人、頭いい!