人工知能(AI)の台頭はホモ・サピエンスの衰退、さらには終焉(しゅうえん)を意味するのか。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、AIには非常に大きな恩恵と危険性の両方があると考える作家で歴史家、哲学者のユヴァル・ノア・ハラリ氏にこの問いを投げかけた。同氏は最近開催されたWSJのCEOカウンシルサミットで、WSJリーダーシップ研究所の寄稿編集者、ポピー・ハーロー氏と対談した。対談の抜粋は以下の通り。WSJ:WSJ:あなたはAIを、あるいは、あなたが著作の中で異質な知能と呼ぶものを、ホモ・サピエンスに取って代わる可能性のある新種の台頭と称している。