米下院共和党の指導部は、ドナルド・トランプ米大統領が取りまとめた包括的な国内政策に関する法案を巡り、批判的な党内勢力を説得しようと奔走している。法案のカギを握る採決は、2日に実施される見通しとなっている。トランプ氏のいわゆる「大きく美しい法案」は上院で前日に可決されたものの、数十人の下院議員が修正内容を批判。財政タカ派はさらなる歳出削減を求めている一方で、中道派議員は社会保障制度に関連する削減を懸念している。議員らと協議を続けているマイク・ジョンソン下院議長(共和、ルイジアナ州)は、「進展に関してはかなりポジティブな見解だ」とし、「われわれが現在置かれている状況、そして向かっている方向について良い感触を得ている」と述べた。