ドナルド・トランプ米大統領は7日、貿易相手国との交渉期間を3週間延長する一方で制裁関税を課すとの脅しを繰り返すなど、グローバルな貿易戦争を再燃させる動きに出た。ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は、いわゆる相互関税の発動期限を延長する大統領令にトランプ氏が署名すると発表。相互関税は米東部時間9日午前0時1分(日本時間同午後1時1分)に発動する予定だった。トランプ氏はまた、複数の国に対し、新たな期限となる8月1日までに米国と合意に達しない場合に課される関税率を示す書簡を送付した。リービット氏は「米政権、大統領や通商チームは、米国民や米国の労働者にとって最良の合意を目指している」とし、期限の延長は「国益にかなう」ものだと説明した。
トランプ氏、貿易戦争に再び本腰 日本政府にも書簡
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