イエメンの親イラン武装勢力フーシ派が6日に紅海で船舶を攻撃し、乗組員は船からの退避を余儀なくされた。フーシ派による船舶攻撃は、米政権との5月の停戦合意後で初めて。ドナルド・トランプ大統領は当時、フーシ派が中東海域での攻撃をやめると約束したとして、停戦合意を発表していた。中東の海運を監視する英国海運貿易オペレーション(UKMTO)と複数の海運会社によると、リベリア船籍でギリシャ所有の貨物船「マジック・シーズ号」が、フーシ派の支配する紅海の港湾都市ホデイダ付近で小型武器と自走式りゅう弾砲に攻撃され、浸水した。UKMTOは7日、これとは別の船舶もホデイダ付近でロケット弾攻撃を受けたとの報告があったと発表。海上警備会社バンガード・テックによると、乗組員2人が行方不明で、2人が負傷した。
フーシ派、紅海で船舶攻撃 米との停戦合意後初めて
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