普段の仕事の中で、「やりたいことをやっていく」のはなかなか難しいもの。楽しく仕事をするために、何か秘訣やオススメのルーティンはあるのだろうか……?コメディアン・俳優・歌手として幅広く活動する、藤井隆さんの考え方とは。※本稿は、藤井隆氏『マ・エノメーリ』(KADOKAWA)の一部を抜粋・編集したものです。

子供の頃から「嫌々続ける」は
あんまり無かった

Q.「やりたいことをやっていく」ための秘訣は何だと思いますか。

 なんでしょう。ボクは本当にやりたいことをやらせてもらえていると思います。

藤井隆さん藤井隆さん 撮影:市川勝弘

 とはいえ、きっと最初からはそうじゃなかったのでは?と思われてるかもしれませんが、割と最初からそうでした!というか、子供の頃から嫌々続けるとかあんまり無かったと思います。

 学校生活や地域の活動だとか有無を言わさずやらなきゃいけないことは除いていいですよね?その、そういうことはやりたい、やりたくないの前に「やらなきゃいけないこと」っていう判断を子供の頃からしていて、例えばテストとか、好きな教科と苦手な教科のランキングが自分の中にあって好きなものが優先順位の高いところにあるので、それ以外は平均点は取りたい教科、赤点を取らなければいいやと思う教科がありました。やらなきゃいけないことで怒られるようなことはしないでおこう、って感じでそのランキングの範囲内で手を抜いたり、熱中したりしてました。

 あと、父と母が何事も自分で責任取るようにボクが判断するのを待ってくれていたので、選べる範囲はそれぞれでしたが「やりたいこと」や「好きなこと」を選べていたのだと思います。だから父と母に感謝してます。