やりたいことをやってるな〜と思ってもらえてるのは実際にそうで、そう思っていただけるのはとても光栄です。
そうできなかった時もあるので、やりたいことだけやってるわけではない、ということを書きながら思い出せました。カウントしてないので色々忘れてました!
人が関係している仕事なので、すっかり忘れているのは薄情な気もしますが、憶えていたら腹が立つので忘れてるぐらいがボクには丁度良いのかもしれません。
何年か前に仕事で大喧嘩した時に止めに入ってくれた方がいて、それも嫌だったボクはその止めてくれた人とも大きく衝突してしまいました。
1年後、空港でその止めてくれた人を見かけた時、原因をすっかり忘れてるボクは「わ〜お久しぶりです」なんて言いながら近づいていくので、すべてを知ってるボクのマネージャーは驚いていたそうです。
やりたくないことはやってないのですが、やりたいことだけやってきたわけではなくて、やりたいことをやって楽しかった時だけを憶えているのかもしれません。
ルーティンがすごい
大・大・大先輩
Q.心がけている「ルーティン」はありますか。
先に答えを書くと「ルーティンはできるだけ無いように心がけている」。
ひとつでも欠けた時の方がよっぽど不安になりそうで、ダメージが大きい気がするからです。
うがいしてない!ダメだ!階段を右足から登った、もうできない!とか。
そんなの怖すぎます。
ある大・大・大先輩のルーティンが凄いと噂で聞いていて、その方と舞台でご一緒させていただいた時に、そのルーティンを目撃しました。
稽古場への入り時間は毎日同じで、勿論遅刻なんてしないし、早く入るのもダメで、早く到着した時は車で待機して時間に合わせて稽古場へ入ってこられてるという噂もあったくらいです。柔軟体操や喉と声の調子を探るのも毎日同じやり方で、お弁当のおかずのちくわも毎日同じ。同じものを毎日食べて同じものを毎日飲んでいらした。じっと注目していてわかったのがトイレもだいたい毎日同じタイミングで行かれてて。
その座組の最年長者のその方は誰よりも早く台本を外していらっしゃった。
稽古場で横に座らせていただいてたボクは台本をチラッと覗くことができたのですが、台本の余白にはご自身の台詞の気持ちや理由、イントネーションの記号などがびっしり書かれて埋まっていました。
ボクが使う言葉ではないけど「がんじがらめ」だと思いました。