緩和傾向にある2月3日午前の注目校
ここからは全体的に緩和傾向にある女子校の様子をまとめて見ていこう。12位大妻中野[4回アドバンスト](117人・2.1倍)は24年150人から大きく減らしたが、倍率は変わっていない。13位日本女子大学附属[3回](115人・2倍)は、25年に1日午後[2回](169人・1.5倍)を新設した影響で、23年163人から大きく受験生を減らしている。
中位校では、15位鎌倉女学院[2次](113人・1.2倍)が、23年1.9倍、24年1.5倍と緩和傾向が続き、26年は3日午後の2科[3次]に変わる。16位カリタス女子[一般4回](110人・4.8倍)は23年135人・5.4倍、141人・5.6倍から緩和した。26年に5倍に戻るかは微妙である。
18位玉川聖学院[3回](84人・1.6倍)は23年92人・2倍、24年94人・1.5倍と動いており、26年も合格者数の出し方に左右されそうだ。19位江戸川女子[一般4科3回](64人・2.1倍)は、23年37人・2.1倍から24年76人・2.7倍に受験者数が2倍増した後、いささか緩和している。
最後に共学校を見ておこう。いずれも偏差値40台後半の中位校となる。13位淑徳巣鴨[3回スカラシップ](115人・8.2倍)は、23年8倍、24年10.6倍と極めてハードルが高いにもかかわらず、受験者数を増やしている。17位関東学院[一期C](89人・3.3倍)からは受験者数が100人を割っている。受験者数は23年比で2割半減らしているが、倍率は高まる傾向にある。20位日本大学第一[2科第1回](63人・3倍)は、23年46人・6.6倍より3割半以上受験生を増やしているが、倍率はむしろ半分に緩和している。