スマホ・テレビ・ゴシップ……日常生活の99%はムダだらけ。しかし、ムダを捨てるためにいくら効率を良くし、生産性を上げても、他人の期待に応えているだけで、自分のためになっているわけではない。「依存のプロ」GoogleとYouTube出身の著者が生み出した、自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」とは? 27言語で刊行され、世界で累計30万部を突破している『とっぱらう――自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」』をもとに解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)

暑い夏にバテる人が「真っ先にやめるべき食べ方」ワースト1Photo: Adobe Stock

「ごはんは食べたはずなのに、全然元気が出ない」

「なんか…だるい」「ごはんは食べたはずなのに、全然元気が出ない」

 暑さのせいで食欲は落ちるのに、無理に食べると今度は胃が重い。
 冷たい麺、コンビニ弁当、つい炭水化物ばかり選んでしまって、食後はどっと疲れる。

 こんな夏バテのループに陥ってはいませんか?

 夏バテの原因は、暑さや睡眠不足だけではありません。
 実は、「何をどう食べるか」によって、エネルギーの出方は大きく変わるのです。

「食欲がないから手軽に済ませよう」はワナ

 暑いときこそ、食事は手軽に済ませたいものです。
 冷たい麺類や丼もの、パン中心のプレートで済ませる人も多いでしょう。

 でも、こうした“主役が重たいもの一色”の食べ方こそが、夏バテの元凶なのです。

 そんなとき、元グーグル社員が考案した、ほんの少し「食べ方」を変えるだけで食後のエネルギーが激変するという、ユニークな食事術があります。では、何をすべきなのでしょうか。

「セントラルパーク盛り」にする

 夏バテして食欲がわかないというときにおすすめなのが、「セントラルパーク盛り」にするという戦術です。

戦術:「セントラルパーク盛り」にする
 皿のまんなかにまず野菜を盛り、それから残りのものを周りに盛る。
 ニューヨークのセントラルパークのように、まず緑地のために広い土地を確保し、それから周縁部を開発するのだ。

――『とっぱらう――自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」』より
暑い夏にバテる人が「真っ先にやめるべき食べ方」ワースト1イラスト:docco

 暑い季節、体が本当に求めているのは「重い食事」ではありません。
 なのに、ついガッツリしたものや炭水化物に手が伸びてしまうのは、お皿の中の「優先順位」が間違っているから

 まず、野菜――つまり“元気のもと”を中央に置く。そこから、たんぱく質や主食をサブ的に配置していく。

 それだけで、自然と食べる順番も変わり、体への負担がぐっと軽くなるのです。

重要なのは、「何を食べるか」よりも、「どう食べるか」

 夏は、「何を食べるか」よりも、「どう食べるか」が大事。

 セントラルパークのように、まんなかに“緑”を置く。
 体の中心に元気のもとを置く。

 そんなふうに、一皿の設計図を変えるだけで、食後のあなたはまったく違って見えるはずです。

(本記事は、ジェイク・ナップ ジョン・ゼラツキー著『とっぱらう――自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」』をもとに作成しました。)