「早くやらなければ!」とわかってるのに、ついつい先延ばしにしがちな「実家片づけ」は、“親が元気なうちに取り組むことが、何よりも大切”というのは、最新刊『「介護」「看取り」「相続」の不安が消える! 実家片づけ』を出版した片づけアドバイザーの石阪京子氏。実家に溢れるモノを整理し、お金を把握することで、親子ともに幸せになれるそのノウハウを、本書から抜粋・編集してお伝えします。

食品ストックの賞味期限切れを防ぐには?
食品ストックは、気づいたら賞味期限が切れていたということが、どこのお宅でもよく起こります。その原因はズバリ、「在庫がわかりにくい」から。
あちこちに置かれていると在庫を把握しにくくなるので、おすすめの収納法は、1か所にまとめて一望できるようにしておくこと。
食器棚の下や調理台下の引き出しなど、手にとりやすい場所に入れておきましょう。そうすると、「サバ缶があるから、今日はサバ缶カレーにしよう」「パスタの賞味期限が近いから、今日はパスタにしよう」という感じで献立を考えやすいですし、食材を無駄にすることがなくなります。
近年は、災害に備えて食材を備蓄している方も多いですよね。その場合も、1か所にまとめて一望できるようにしておけば、ローリングストックがスムーズに回ります。
冷蔵庫は四角く区切って使う
冷蔵庫がうまく使えないというお悩みを持つ方も多いです。そういう方はいろんな形のものを無造作に置いていることが多いのです。上手にストックするコツは、四角いケースに食品を相乗りさせて入れること。
冷蔵庫に限りませんが、「四角」は、最も空間を無駄なく使える形です。なるべく同じサイズの四角いケースで区切れば空間を100%活用できます。
また、ケースは冷蔵庫の奥行きに合うものを選ぶことが大事。奥行きより短いと、その手前に食材がどんどん置かれていき、ケースを出し入れしにくくなります。
中に入れる食材は、そこに入るものをざっくり入れて、マスキングテープなどで中身を記載しておけばOK。
我が家は、豆腐と納豆を相乗りさせるのが定番です。
3連のベーコンなどは分割して、ケースの中で立てて収納すると省スペースかつ検索性が上がります。
*本記事は、石阪京子さんの最新刊『「介護」「看取り」「相続」の不安が消える 実家片づけ』から、抜粋・編集したものです。