「本当にそれで大丈夫?」「こうしたほうがいいんじゃない?」そんなふうに言われてしまうことはありませんか? 「なぜいつも、干渉されるんだろう……」と悩んだとき、私たちはどうすればいいのでしょうか?
累計20万部を超えるベストセラー著者、林健太郎氏が執筆した『なぜか干渉される人 思わず干渉してる人 あの人と「いい距離感」を保つコミュニケーション術』から「しんどい相手」が「心地よい人」に変わる、いい距離感を保つためのコミュニケーションを本記事で紹介します。

あなただけが最後まで話を聞く必要はない
干渉されることが多い人は、従順過ぎる傾向があります。相手の言うことを真に受け過ぎるのもそのせいです。
従順な人は、「相手が始めた話は最後まで聞かなくてはいけない」という思い込みにもとらわれがちです。
とはいえ、相手はあなたの話を最後まで聞いてくれているのでしょうか?
あなただけが謎のルールに縛られているのは、やはり対等さが失われている証しです。
その序列を、自分の手で解除しましょう。
あなたが不愉快な話だと感じたなら、さっさと話題を変えましょう。
一番スタンダードな方法は、「あ、そうだ、話は変わるけど」と言って違う話をはじめることです。
とはいえ、別の話題がとっさに見つからないこともありますね。
そんなときは「褒め殺し」をしましょう。
「さすが! そんなこと、どうやってできるようになったの」
「○○さんだからできるんですよ。普通の人はできませんよ」
と、相手を主語にして褒めそやしましょう。
すると、あなたに向かっていた相手の関心が自分自身に向かいます。承認欲求を満たされた相手は、気持ちよく自分語りに入ってくれるのです。
(本記事は『なぜか干渉される人 思わず干渉してる人 あの人と「いい距離感」を保つコミュニケーション術』から一部を抜粋・編集して掲載しています)