「幸せってふたりでなるもんやね」初キスの夜の後、くらが「ほいたらね」で旅立つ→笑顔のお別れも良いもんだ【浅田美代子コメント付き・あんぱん第90回】

くら役・浅田美代子さんのコメント
釜次役の吉田鋼太郎さんに「おはよう、ダーリン♡」

 くらを演じた浅田美代子のコメントを紹介する。

――演じるくらの印象、そして朝田家の雰囲気を教えてください。

(浅田美代子さん) 最初に脚本の中園さんから「おばあちゃん役なんてやらないわよね~?」と言われて、「え、全然やるよ~」とお返事しました(笑)。くらは、かわいらしい人ですよね。そんなに物事を真剣に考えていないところが自分と似ているなと思います(笑)。

 朝田家は、いつも楽しく和やかな雰囲気で、孫たちもみんなかわいくて。自然と家族の空気感を作り上げることができました。本当に仲がいいと、それが画面にも出ると思うので、朝田家の仲の良さも見ている方々に伝わっているんじゃないかなと思います。

 くらが羽多子(江口のりこ)さんにツッコまれるシーンもよくありましたが、おもしろかったですね。実際に吹き出しそうになった場面もありました。あのお芝居の間が江口さんらしくて、すごく楽しかったです。

――第16週で、夫・釜次が亡くなりました。釜次と、演じた吉田鋼太郎さんの印象を教えてください。

 釜じいは怒りっぽいところもありますが、その怒りの中にも温かさを感じますね。どんなことを言っていても、心には愛があると分かるので。鋼太郎さんのそういったお芝居は、すばらしいなと思いながら見ていました。

 鋼太郎さんとは初めて共演させていただいて、最初は少し怖い方なのかなというイメージがあったのですが、実はおもしろくて楽しくて、すぐに仲良くなりました。現場で、私が「おはよう、ダーリン♡」と言うと、「おはよう、ハニー♡」と返してくれて(笑)。いつもそんなやりとりをしていたので、夫婦としてのお芝居もすごくやりやすかったです。

 釜じいが亡くなるシーンは、やっぱりすごく寂しかったですね。でも、撮影が終わり、クランクアップすると「終わったー!」という感じで、元気に帰っていきました(笑)。「私もすぐ(釜じいのもとへ)行くからね~」と言って、お別れしました(笑)。