
2万人を超えるビジネスパーソンと交流をしてきた藤井孝一氏は、40代こそ悪しき習慣を見直す転機、と説く。仕事に追われているつもりで、実は無駄な会議や義務感だけの付き合いに時間を奪われていないか。何を続け、何を手放すのか、その選択がこれからの人生を大きく変える。※本稿は、藤井孝一『40代がうまくいく人の戦略書 仕事・人生を“進化”させ、さらなる飛躍をめざす具体策』(三笠書房)の一部を抜粋・編集したものです。
「いつかやろう」は捨てて
やりたいことを今からやる
最近、時間が過ぎるのが速いと思いませんか?
年を重ねるにつれ、若いころの1年が1カ月のようなスピードで過ぎていきます。
あなたは、もっと時間があったらなにをしたいですか?
海外旅行に行きたい、英会話をマスターしたい…さまざまな願望があると思います。20代、30代なら、漠然とそういった願望を持ってもいいでしょう。
しかし、繰り返しますが、40代はそれほどたくさんの残り時間があるわけではありません。
やりたいことがあるなら、あと回しせずに、いまからやるべきでしょう。
「いつかやろう」と思いながらこの先の人生を過ごすより、やりたいことをやっている人生のほうが、充実しているのはいうまでもないと思います。
それでも、「忙しくて時間がない」と言い訳する人もいるでしょう。
しかし、40代にもなれば、仕事を減らすのは難しくないのではないでしょうか。中堅ともなれば、なにをやるべきか、なにをやらないべきかがわかってきているはずだからです。