そこで、早寝早起きです。若いころは夜型だったという人でも、ぜひ1度チャレンジしてほしいと思います。

残業、飲み会から脱却
早寝早起きを始めてみる

 若いころは目覚まし時計が鳴っていても起きないくらいに睡魔には勝てないものですが、40代になると自然に早起きできるようになります。

 私も、年齢とともに、早起きがまったくつらくなくなりました。早起きをはじめたころは、たしかにつらい時期もあったのですが、40代くらいからは、目覚ましなどかけなくても、自然に5時には起きるようになりました。

 多忙なビジネスパーソンが夜早く眠るのは難しいかもしれませんが、残業をせず、飲み会にも参加せずに帰れば可能なはずです。

 まずは週に1日か2日、早く帰るように心がけたら、やがて毎日できるようになるのではないでしょうか。

 40代は、「時間」というものに対して、もっとシビアにならなければなりません。

 人生の優先順位をきちんと決めて、時間を配分すべきです。そうでないと、本当にあっという間に月日は流れ去ってしまうものです。

 朝の出勤時間や仕事を終える時間、お昼休みや休日の時間の使い方は自分で決められるはずです。

 有意義な時間の使い方ができるようになれば、それだけで充実した生活にシフトしていくでしょう。

 40代は、自分の仕事でも成果を出しつつ、部下の管理もしなくてはなりません。

 部下がトラブルを起こしたときに自分が出て行って謝罪しなければならない場面などもあるでしょう。

 そういう場面で「ちょっと時間がないから、そっちで適当に処理してくれる?」と部下に任せるわけにもいきません。

 1日に使える時間は限られていますし、体力にも限界はあります。「これ以上は頑張れないよ」と、いっぱいいっぱいになっている人もいるでしょう。

 40代で大切なのは、「余力を残す」ということです。そのためにも「やらないこと」を決めることが重要です。