【比較必須】同じ過去問でも「答えが違う」…出版社でここまで差が出る理由
【高校にも塾にも通わず、完全独学で東大合格!】――しかも、首席合格とわずか3点差のほぼトップ合格!『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)の著者は、中学3年生のときに「東大合格」を宣言。高校にも塾にも通わず、完全独学で東大合格を目指したけれど……全国模試は「偏差値45」。そこで、徹底的に「国語」鍛えるという“大逆転の勉強法”を編み出す。勉強の大半を「読書に費やす」という常識外れの戦略で、全科目の成績が軒並みアップ! すべての科目は結局、国語の力がモノをいうことがわかった。コスパとタイパを徹底し、四コマ漫画や恋愛ゲームで楽しみながら学力を高める方法から勉強への合理的なモチベーションの高め方までを徹底指南。超★実践的な成績アップ法を初公開する。
※本稿は、『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

複数の出版社・塾の過去問を比較しよう
国語の過去問について、とくにオススメしたいのは、複数の出版社や塾の過去問を比較・検討することです。
東大や京大はもちろん、中高一貫の難関校の入試問題となると、複数の出版社から過去問が出版されています。
記述式問題は答えがバラバラ
数学や物理などのように、どの出版社の過去問でも、ほぼ同じ解答が載っている教科もありますが、記述式の問題が大半の国語では、出版社や塾ごとに答えにバラつきがあります。
同じ記述問題に対する正解が、微妙に異なっているのです。
東大国語の模範解答にも差がある
東大の国語の過去問に対する解答は5社ほどが公開していますが、比べてみると答えは同じではありません。
東大入試文系の国語は120点満点(理系は80点満点)。現代文と古文漢文の配点は非公表ですが、120点のうち60~70点程度が現代文の配点といわれています。
国語の合格ラインは60点程度とされていますから、現代文では30点程度は取っておきたいところ。
でも各社が公開している模範解答は、率直なところ20点取れるかどうかギリギリの低レベルなものも散見されます。
解答を見比べることが合格への近道
そのため、可能な限り多くの過去問の解答を見比べながら、どこが同じでどこに違いがあるのかを検討する。これが有益な勉強法です。
最初のうちは、各出版社や塾で見解が一致している問題を見つけて、自分も同じような答えが導き出せるかを考えるだけでも効果的です。
答えが一致しているとしたら、それは正解に近いと考えてよいからです。
「なんとなくわかる」感覚を養うために
ある特定の1社の過去問しか参照しないと、「そんなものか」で終わってしまい、右から左へ流れていってしまいがちです。
しかし、複数の解答を見比べているうち、勘どころがなんとなくわかるようになり、目が滑らなくなって深い理解につながるというメリットもあります。
※本稿は、『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。