ランキング抜粋※2024年までの成績、「今夏」は2025年夏大会の出場を示す。森岡浩 ダイヤモンド社 禁無断転載

8月5日、いよいよ夏の甲子園が始まる。今年は第107回の大会となる。そこで本記事では、第1回大会から前回106回大会までの高校別通算勝利数ランキングベスト107を作成した。甲子園の常連校や、あなたの地元の学校はどんな順位なのか、数字で見ていくことにしよう。(野球史研究家 森岡 浩)

8月5日、「夏の甲子園」開幕!
出場校908校のうち、10勝以上したのは107校

 8月5日、夏の全国高校野球選手権大会、いわゆる「夏の甲子園」が始まる。昨年から暑さ対策として始まった朝夕の2部制はさらに拡大。開幕日は夕方から開会式を行って1試合のみ、その後も4日間、午前と夕方からの2部制で実施することになっている。

 さて、昨年までに夏の甲子園に出場したことのある学校は、戦前も含めて計908校。うち、1勝でもしたことがある学校は6割強にあたる573校。これらを勝ち星の多い順に並べると、10勝以上している学校が107校ある。

 意外なところでは、前橋育英高・九州学院高(いずれも9勝)、木更津総合高・愛工大名電高(いずれも8勝)、春日部共栄高(7勝)、高崎健大高崎高・佐賀北高・九州国際大付高(いずれも6勝)あたりが圏外。

 このうち、佐賀北高は夏のみ5回出場しているものの、優勝した年以外はすべて初戦敗退。愛工大名電高も春は優勝・準優勝各1回を含む16勝をあげているが、夏は15回出場して8勝と極端に勝率が低い。ちなみに、昨年夏に優勝した京都国際高は3回出場して9勝である。

 それではベストテンを下から順に見ていこう。