夏バテ解消はこれだけでOK!「だるさ」を防ぐ3つの栄養素が取れる食品とは【管理栄養士が解説】写真はイメージです Photo:PIXTA

連日の猛暑で、だるさや食欲不振など不調を感じている方も多いでしょう。今回は夏バテを解消する食事と栄養素についてお伝えします。(管理栄養士 岡田明子)

暑くて何も食べたくない…
栄養不足だと余計だるくなる

 体がだるい、食欲がわかない、めまいや頭痛がする、などが「夏バテ」の症状です。夏バテは、暑い室外と冷房のきいた室内を行き来することが主な原因。温度差によって自律神経が乱れたり、発汗による水分・ミネラル不足が起こります。

 また、冷たい飲み物や食事を取りすぎると、胃腸機能が低下してしまうこともあります。

 食欲がないからといって、飲み物だけ、素麺だけなど、簡単な食事で済ませることが多いと、必要な栄養素が不足し、余計にだるさが増していくこともあります。

 夏バテ解消のためには、3つの栄養素を意識して取ることが大切です。

【ビタミンB1】

 ビタミンB1は、糖質が体内でエネルギーに変わる時に必要な栄養素です。ビタミンB1が不足すると糖質の代謝がスムーズに行われなくなるため、エネルギーが作られにくく、疲れがたまってきます。

 ビタミンB1を多く含む食品は、豚肉、大豆、玄米ご飯、胚芽米ご飯などです。豚しゃぶや納豆ご飯、玄米おにぎりはおすすめのメニューです。

 また、ビタミンB1の働きを高めるイオウ化合物を多く含む、にんにく、ニラ、ねぎ、玉ねぎなどを一緒に取ると更によいでしょう。豚肉とニラを一緒に炒めたり、ねぎ味噌を具にした玄米おにぎりなど、食べるのもおすすめです。