米マイクロソフトは人工知能(AI)開発を巡るレースで巻き返しを図るためグーグルのディープマインド事業の創業者の1人、ムスタファ・スレイマン氏を採用した。そのスレイマン氏が今度は、かつての職場からトップ人材を引き抜こうとしている。同氏はメタ・プラットフォームズのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)の戦術を模倣し、個人的に採用候補者に電話をかけているという。事情に詳しい関係者らによれば、スレイマン氏は昨年マイクロソフトが新設したAI部門に関し、グーグル傘下のディープマインドよりもスタートアップのような機動力を持つ職場だと売り込んでいる。マイクロソフトAIのトップを務めるスレイマン氏はまた、より高額な報酬に加え、マイクロソフトのチャットボット「Copilot(コパイロット)」をオープンAIの「ChatGPT(チャットGPT)」に対抗できる強力な製品にする機会を提供できるとも呼びかけているという。
マイクロソフト、グーグルのAI人材引き抜き 「非官僚的」が売り文句
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