うまく売れなかった失敗から
親子で導いた売れる法則
「じゃあどういう写真を撮って、どういう文章で説明すれば買いたいと思うかな?」と考えさせて、いろいろ試させてみました。
すると、「売れている商品は、比較的長い文章で丁寧に説明している」「送料込みのほうがいいみたい」「朝より夜投稿したほうが注目度が高そうだ」などと、自分なりに分析していました。
結局、ワンピースは品数が多いため、かなり値下げしないと目立たないと判断したようです。
1万7000円で買ったワンピースを2500円にして2、3日様子を見て、さらに1500円に下げてもまだ売れず、結局、10日目くらいに500円でようやく売れました。
その教訓から、競合が少なく希少価値が高そうなアウトドアブランドのコートを出品してみたら、すぐに売れたのです。
親子で学んだのは、希少価値が高いモノほどニーズが高い、ということです。同じワンピースでもなかなか手に入らないブランドものや、服ではなく有名な作家の1点ものの芸術品だったらすぐに買い手がついたかもしれません。
息子のメルカリ初体験は10日間くらいで終了しましたが、その間、親子で頻繁にメルカリ作戦会議をしたのも、今となってはいい思い出です。
値付けと紹介文の試行錯誤で
子どもに芽生えたリテラシー
どんな仕事も、自分が扱っている商品やサービスが消費者のニーズにマッチしているか、需要と供給のバランスを分析する力は必要です。そうした相場感覚を身につけるうえで、不用品をリサイクルできるメルカリは子どもにも使いやすくてわかりやすいと思います。
メルカリのアプリをダウンロードして使い方を教えてあげましょう。メルカリの利用に年齢制限はありませんが、万が一トラブルが起きた際にその責任を負う保護者の同意があることが前提となります。
また、商品を販売する場合は、代金受け取り用の銀行口座が必要で、購入する場合はクレジットカードがなくてもコンビニ払いや銀行ATMで支払いが可能です。
売上金を全額メルカリでの買い物に使う場合には特に必要はありません。