米メタ・プラットフォームズの「スーパーインテリジェンス(超知能)」部門で最先端の人工知能(AI)の開発を手掛けるチームは、立ち上げから約1カ月が経過し、名称が決定するとともに、競合他社から引き抜かれた従業員が急増している。メタは今夏、AI関連の取り組みをすべて「メタ・スーパーインテリジェンス・ラボ(MSL)」にまとめた。マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)の言葉を借りれば、同部門は「すべての人々に個人向けスーパーインテリジェンスを提供する」ことという使命を担っており、メタが140億ドル(約2兆円)を投じて米新興企業スケールAIから引き抜いたアレキサンダー・ワン氏が最高AI責任者として率いる。