米半導体大手インテルのリップブー・タン最高経営責任者(CEO)は11日、ホワイトハウスを訪問してトランプ大統領と会談する。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。トランプ氏は先週、中国企業とのつながりを巡り、タン氏の辞任を要求していた。関係者によると、タン氏は自身の個人として経歴や職歴を説明する意向で、トランプ氏と多岐にわたる話し合いを行うとみられる。また米国政府とインテルが協力する方法を提案する可能性もあるという。関係者の一人によると、タン氏は米国への献身を示し、国家安全保障上の問題としてインテルの製造能力を維持する重要性を示すことでトランプ氏の承認を得たい考えだ。トランプ氏は米国企業に対し、関税コストの負担や、保守派などより多くの自身の政治的支持者とビジネスを行うなどの変革を強力に迫っている。トランプ氏は米国への投資を増やすことを条件にアップルなどのテクノロジー企業を新たな半導体関税から除外すると表明、その翌日にタン氏を名指しした。