高反発マットレスが筋トレ派に向いている理由
そのため、筋トレに励んでいるお客様が寝具を新調される際には、私は低反発タイプより高反発タイプのマットレスを推奨しています。
体形・体格に応じてゾーニングされた高反発マットレスは、カラダのメリハリを支えてくれます。
低反発タイプより密着度が低く、寝返りも打ちやすいので、筋トレに励む人の眠りを安らかにしてくれます。それはカラダづくりにも大いにプラスに働くのです。
実例:マットレス探しの沼にハマった筋トレ男性
週3~4回ジムに通って筋トレをしている30代のマッチョな男性のお客様は、「休息してカラダの疲労を回復させるのも大切なトレーニング」だとして、寝具にもこだわりがありました。
一流アスリートが使用しているものも含めて、いろいろなマットレスを試してきましたが、なかなかぐっすり眠れるものが見つからず、“マットレス探しの沼”にハマったような状態で来店しました。
眠れなかった原因は「体感温度」の見落とし
結論から言うと、寝心地ばかり追求して、「放熱性」や「吸湿性」といった体感温度の視点がごっそり抜けていたのです。
そこで高反発マットレスでも、表面や内部に切れ込み(溝=スリット)があり、空気の通り道が確保されているものと、吸湿性の高いベッドパッドをオススメしました。
すると、寝ているときに余計な熱がこもらない感覚が得られ、以前よりぐっすり眠れるようになり、カラダの疲れもとれやすくなったのです。
※本稿は『とにかくぐっすり眠りたい 老舗ふとん店の12代目がこっそり教える快眠法60』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。