就活生は夏休みにインターンに参加すべきか?

ここまで、全ての就活生におすすめの夏休みの過ごし方を紹介しました。それに対して一部の就活生からは「夏のインターンに参加しなくて良いの?」と質問されるかもしれません。

インターンに関しては結論、参加できるなら参加するのがおすすめです。そもそもインターンの開催地域は都市部が多く、地方だとインターンを実施している企業が少ないんですよね。

僕が就活生のときは、夏のインターンに参加するとなると愛知から東京まで行かないといけなかったので、参加できませんでした。

このように物理的に参加できない人もいるので、すべての就活生にインターンの参加はおすすめできません。

またインターンに参加する際は注意も必要で、特にベンチャー企業の夏のインターンに参加した際に、そのまま内定をもらって熟考せずに入社を決めてしまう人が少なくありません。どうしても就活は早く終えたいという気持ちが働くので、早くに内定をもらってすぐに終了してしまいがちです。

「自分は絶対にベンチャー企業に向いているんだ」という人で、実際に働いて合っていたなら問題ありません。

ですが、ベンチャー企業が向いている人は少数派だと僕は考えています。すぐに入社先を決めてしまうのではなく、大手もしっかりと見て、比較検討した上で入社先を決めてくださいね。

就活に向けて意外と大事な「貯金」

最後に、夏休みにバイトに励む人も多いかと思うのですが、就活に向けて貯金しておくことも大切です

僕は貯金ができなかったので、就活中、東京に滞在する際は漫画喫茶に寝泊まりしていました。当然ですが固い床で、薄いブランケットで寝る必要があったので、万全な体調で翌日の面接に参加することができなかったんですよね。

現在はオンライン面接が主流なので、移動や宿泊に関するコストを抑えることができますが、そうは言っても就活中はお金がかかりますし、アルバイトに入る頻度も減るでしょう。

夏休みのうちにお金を少しでも多く貯めておいて、就活が本格化したときはアルバイトを減らす。こうした動き方を個人的にはおすすめします。

以上が、僕が考える就活生におすすめの夏休みの過ごし方でした。余裕がある人は、ここで紹介した内容に加えて、就活本を読んだり、業界研究・企業研究に着手できるといいですね。

夏休みの努力が、就活が本格化したときの自分を支えることになりますから。

(本記事は『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』に関連する書き下ろしです