写真はイメージです Photo:PIXTA
忘年会の季節になると、仕事以外の場で人と話す機会がぐっと増えます。会社の飲み会、取引先との会食、久しぶりの友人との集まり……。こういう場面では、「話していて楽しい人」と「なぜか時間が長く感じる人」の差が、いつも以上にはっきり出ます。今回は、「会話が面白い人」と「つまらない人」にはどんな違いがあるのか、についてお話ししたいと思います。(RECEPTIONIST代表 橋本真里子)
「僕の話ってつまらない……?」
役員でも気づくのが難しい自分の“会話力”
「橋本さん、僕の話ってつまらないかな……?」
受付嬢時代、来客対応がひと段落したタイミングで、役員のAさんが受付に来られました。来客対応も会議もないのに受付にいらしたので、「どうかされたんですか?」と声をかけたところ、Aさんは恥ずかしそうに私に上記の質問を投げかけたのです。
私は「えー!どうしたんですか、急に……。何かあったんですか?」と聞き返しました。
話を聞くとAさんは、役員のBさんと慰労を兼ねた忘年会を企画しており、自分が声をかけたメンバーの参加率と、Bさんが声をかけた参加率が全然違うことに対してショックを受けているようでした。
「あ、そういうことなんですね!」と合点がいきました。Aさんは仕事上では信頼されている方でしたが、確かに飲み会になると「話が長い」や「同じ話をずっとしている」という評判を聞いたことがありました。
そのままお伝えすることはできないので、その時は「ちなみに、Bさんは話が面白いんですか? もしそう思われるなら、どんな話をしているか、その飲み会で注目してみてもいいかもしれないですね!」とお伝えしました。







