1位:特にありません

そして最後、面接で最も嫌われる言動が「特にありません」です。

これは特に逆質問の回答ですね。

長所やガクチカなどの質問で「特にありません」と答えるのは言うまでもありませんが、面接官から「最後に何か質問はありますか?」と聞かれた時に、こう答えてしまう人は少なくありません。

なぜ逆質問がないといけないのかと言うと、「逆質問がない=興味がない」と思われてしまうからです。

どれだけ深く企業理解しても、絶対にネットだけでは分からない情報があります。

具体的な1日の仕事の流れ、面接官が感じた入社後のギャップ、内部から見た競合優位性…などなど、絶対に社員さんに聞かないと分からないことがあります。

それを考えずに「特にありません」と答えてしまうと、興味がないと思われて当然ですよね。

よって、逆質問は必ず面接前に最低2つは用意して、積極的に質問するようにしましょう。

就活では、内定辞退されそうな志望度の低い人は絶対に評価されないので、志望度の高さを示す行動には全力を尽くしましょう。

人事に憑依する

ここまで面接で嫌われる言動を紹介してきました。これらは求人サイトの運営を通して、人事の方からヒアリングして得た情報です。ですが、これらの発言がマイナス評価に繋がることは、人事に聞かなくても分かりますよね。

僕が学歴もなく、実績もないのに倍率300倍を超えるカゴメ株式会社からの内定を獲得できたのは、人事の立場に立って考えることを徹底したからだと考えています。拙著『脇役さんの就活攻略書』でも「人事に憑依する」という言葉を使ってより詳しく解説しています。

よく言われることですが、就活は恋愛と似ています。自分がどうしたいのかよりも、相手がどうされたいのかを考えること。

就活も自分がどうしたいかよりも、人事ならどうかと考えることが内定への近道につながりますよ。

(本記事は『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』に関連する書き下ろしです