米アップルの事業手法にとって、人工知能(AI)は複数の面でリスクとなっている。AIは、iPhone(アイフォーン)が他のものに置き換わる可能性に道を開くだけでなく、同社のティム・クック最高経営責任者(CEO)のユーザープライバシー重視の信念を深刻に脅かしている。というのも、今シリコンバレーで主流となっているのは、消費者がいつでもどこでも持ち歩く端末にパーソナライズされたAIを組み込み、それがまるで生きているかのように「聞く、見る、記録する」という機能を果たす、という考え方だからだ。
アップルのクックCEO、AI競争でなぜ異質な存在か
アップルがプライバシー重視の一方、メタとオープンAIはユーザー情報を大量収集するAI端末を構想
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