カナダによる米国産アルコールの輸入禁止措置が米国の蒸留酒・ワインメーカーの頭痛の種となっている。カナダの多くの酒販店の棚から、「ジャックダニエル」「メーカーズマーク」「セイラージェリー スパイスド ラム」のボトルが姿を消している。何千本もの米国産ワインとスピリッツが国内各地の倉庫に保管されたままだ。試飲会では、カナダの消費者が米国産アルコールを敬遠している。ドナルド・トランプ米大統領が今年に入りカナダとの一連の貿易戦争を仕掛けた後、カナダ国内のアルコール輸入と流通を主に担う各州は米国産のスピリッツ、ビール、ワインの発注を停止した。酒販店では、店員が米国ブランドを棚から撤去し、カナダ産の製品に置き換えた。
米アルコール業界、カナダの酒類ボイコットで打撃
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