「レシピ通りに作ったのに、なんだかおいしくない……」そんな経験はありませんか? それは、レシピをシンプルに見せるために、「料理上手なら感覚でわかる」と省かれた大切なポイントがあるからかもしれません。書籍『レシピ未満のおいしい食べ方』では、これまでのレシピ本には書かれなかった、「料理をおいしくするためのコツ」やポイントをわかりやすく解説。さらに、ひとつの食材で作れる料理、火を使わずにできるもの、直感的に作れるシンプルな調理法など、「レシピと呼ぶには簡単すぎる」食べ方を通じて、一生モノの「料理の秘訣」が身につきます。今回は、パスタ。簡単においしさがアップするコツを紹介します。(監修/料理研究家・管理栄養士 藤井恵)
ひと手間で絶品に!

パスタをおいしく作るコツのひとつは、油分とパスタのゆで汁などの水分を乳化させること。
これでとろみがつき、パスタに味がよくからむのですが、なかなか簡単にはいきません。
そこで思いついたのが、器に盛ったパスタにゆで汁をかける方法。
ゆで汁と混ぜながら食べることで、乳化して味がからんだ状態を味わえるのです。
普段の作り方より油の量も減らせるうえ、ゆで汁の塩けを利用できるので味つけに塩は不要です。
お湯に塩を入れ、パスタを袋の表示時間より1分短くゆでます。油を熱したフライパンで具材を炒めたら、パスタを加えてあえます。
器に盛り、あればトッピングをのせ、そこへ熱々のゆで汁1/2カップをかければ完成です。
簡単でおいしくできるコツ、ぜひ試してみてくださいね。
レシピ通り作ったのにうまくできない……という人は、サラッと書かれている調理法が、プロにとっては簡単でも、自分にとっては難しいということに気づいていないのかもしれません。「これは、こういうもの」と思わず、もっと簡単にできる方法はないかな? と自分に合う作り方を探してみるといいでしょう。藤井恵さんのレシピが「どんな人でも上手に作れる」と言われるのは、おいしいだけではなく、簡単で、誰もが失敗しづらく、時短になり、しかも必要な栄養素を効率的にとれる料理になっている? と常に考えられているから。レシピとは言えないくらい簡単なコツを知るだけで、驚くほど料理上手に近づけますよ!