米連邦第9巡回区控訴裁判所は18日、アリゾナ州のレゾリューション銅プロジェクトにおける英豪系鉱業大手リオティントと豪BHPグループの開発を前進させるために必要な土地の交換を一時的に差し止める命令を下した。ドナルド・トランプ米大統領は翌19日、両社のトップと会談し、プロジェクトへの支持を示唆した。同プロジェクトは、リオティントとBHPが約20年にわたり開発を進めているが、先住民族や宗教団体などからの法的な異議申し立てに直面している。土地の交換は19日に行われる予定だったが、控訴裁は差し止め命令を出した。トランプ氏は19日にダグ・バーガム内務長官とリオティントおよびBHPの最高経営責任者(CEO)と会談。その後、自身のソーシャルメディアに「急進左派の裁判所によってアリゾナの銅プロジェクト『レゾリューション』が2カ月間延期された」とした上で、「3800人の雇用が影響を受けており、わが国も単純に今すぐ銅が必要だ」と投稿した。