面接官が本当に知りたいこと
企業側が知りたいのは、「この学生が入社後にどう貢献してくれるのか」。
「成長したい」という気持ちは決して悪いことではありません。ただし、それだけでは「会社はあなたを成長させるための場所ではない」と突き放されてしまいます。
面接官が納得するのは、「成長したい理由」と「会社への貢献」がセットで語られるときです。
例えば、「御社の○○の事業に携わり、早い段階から責任ある仕事に挑戦することで、自分の営業力を高めたい。その力を活かして御社の新規顧客開拓に貢献したい」といった形です。
改善のコツ:「成長」を「手段」に変える
大事なのは、「成長したい」をそのまま目的にするのではなく、あくまで手段として語ることです。
NG例:御社に入って成長させてもらいたいです。
改善例:御社の環境でスピード感を持って経験を積み、営業力を磨くことで、新規開拓に貢献したいです。
つまり「成長=目的」ではなく、「貢献するための手段」として語ることで、面接官に伝わる印象はガラリと変わります。
説得力のある志望動機に
「御社に入って成長させてもらいたいです」は、就活生にとっては前向きな言葉のつもりでも、面接官にとっては“第一印象最悪”になりかねないフレーズです。
成長は目的ではなく、貢献のための手段。「なぜ成長したいのか」「成長して何をするのか」まで踏み込んで伝えることで、初めて説得力のある志望動機になります。