米連邦控訴裁判所は、ドナルド・トランプ大統領がギャングのメンバーと主張するベネズエラからの移民について、「敵性外国人法」を根拠に迅速に追放しようとする試みを阻止した。ホワイトハウスは、ベネズエラが麻薬テロ組織「トレン・デ・アラグア」のメンバーを不法に送り込み、米国の領土に「略奪的侵入」を試みていると主張している。トランプ氏は過去に、トレン・デ・アラグアを海外テロ組織に指定している。第5巡回区連邦控訴裁判所は2日、外国勢力による「侵略または略奪的侵入」の証拠がないとして、「敵性外国人法」は移民に適用できないと指摘した。ただ、同控訴裁は、差し止め命令は敵性外国人法の適用に関するもので、米政府が他の合法的手段で外国人テロリストを米国から排除することは可能とした。
米連邦控訴裁、トランプ政権のベネズエラ移民送還を差し止め
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