筋力、体力、バランス、柔軟性を
上げるにはパーソナルトレーニング一択
骨粗鬆症の発症には骨代謝が深く関わります。
骨では、破骨細胞が古くなった骨を壊し(骨吸収)、骨芽細胞が新しく骨を作っています(骨形成)。

この両者のバランスが崩れ、骨吸収が骨形成を上回ってしまうと、骨密度が低下して骨粗鬆症になるわけです。
このため、骨粗鬆症の治療には薬剤療法が有効です。しかし、骨を丈夫にするためには、運動、食事、日光浴、禁煙、節酒がとても大切です。
特に骨にしっかりと荷重をかけた運動習慣は骨を丈夫にして、筋力や体力、バランス、関節可動域を向上させます。
このため、50歳以降は、セラピストやインストラクターが筋肉増強を計画して寄り添ってくれるパーソナルトレーニングが適しています。
食生活では、骨の健康のために、カルシウム、ビタミンD(1日30〜60分の日光浴でも)、タンパク質などをバランスよく摂取します。主食、主菜、副菜の3要素も大切です。
1日に飲んでいいお酒の分量は?
ここでの節酒とは、健康に良い程度の飲酒をいいます。アルコール量の健康に対する影響は人により異なります。
そこで一般的に、健康に良いとされる純アルコール量は1日約10gです。ビールでは250ml、ワインは100ml、日本酒は90ml、チューハイは200ml、焼酎は50ml、ウイスキーは30mlになります。
そんなに少ないのと思う人と、そんなに飲んでいいのと思う人がおられますが、この量を覚えて、目安にしてください。