
中高年になって、健康のためにジムへ通い始める人は多い。だが自己流で無理をして体を痛めたり、やり方がわからずすぐに辞めてしまったりと、継続はかなり難しい。そこで大切になるのが、パーソナルトレーナーから年齢に合った正しい方法を学ぶことだ。50歳からの筋トレを成功させるコツを、高齢者のリハビリに詳しい筆者が教える。 ※本稿は、酒向正春『筋肉革命95 何歳からでも実現できる95歳で当たり前に歩いて楽しむ人生を』(日刊現代)の一部を抜粋・編集したものです。
高齢者のよき相棒となるパーソナルトレーナー
ポイントは7項目
高齢者の身体機能が加齢性変化で低下して介護状態に進行しないように、私たちはサコーメソッド(編集部注/筆者の名前である「酒向」をもじった筋トレメソッド)を実践しています。
そのポイントは7項目です。筋力、体力、バランス、関節可動域(柔軟性)、認知機能を向上して、健康医学を学び実践して、楽しんで生きることです。
このうち、筋力、体力、バランス、関節可動域、認知機能、健康医学の6項目は、サコーメソッドの筋肉トレーニングで「脳筋連関」(編集部注/筋肉と骨を保ち活動や歩行を続けることで、脳に快適な刺激を送り、脳の萎縮を予防すること)を促進して実践できます。
もちろん、認知症予防は筋肉増強以外に、コミュニケーションや仕事と趣味を継続することも大切です。健康医学では筋肉増強以外に、美味しい食事管理や快適な睡眠管理と体重管理が必要です。
また、楽しむためには、リラックスとリフレッシュ(リセット)がとても重要です。簡単に実践できますので、ぜひ、サコーメソッドのプログラムを試してみてください。