
Google、マイクロソフト、Amazon…生成AIの進化で大手IT企業のレイオフが加速。「文系だから…」という言い訳は、もはや通用しない時代が来ています。AIを使いこなし生産性を上げる人がいる一方、AIに頼っても「仕事ができない」ままの人も……。両者を分ける決定的な違いは、ツールの操作スキルではありません。AI時代に評価も年収も上げる人に共通する“ある能力”とは?(クライス・アンド・カンパニー代表取締役 丸山貴宏)
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大手IT企業で続くエンジニアのレイオフ
生成AIで「文系の時代」は来るのか?
巨大テック企業でエンジニアのレイオフが相次いで報じられています。マイクロソフトは2025年5月に約6000人の人員削減を決めたのに続き、7月に全従業員の4%をレイオフすると発表しました。これは人数にして約9000人で、合計1万5000人を削減する計算になります。
マイクロソフトの業績は好調であるにもかかわらず、大規模な人員削減に踏み切ったのです。
また、米アルファベット傘下のGoogleはプラットフォーム・デバイス部門で数百人規模のレイオフを実施しました。さらに、アマゾンはアマゾンウェブサービス(AWS)のクラウドコンピューティング部門で数百人の雇用を削減したと伝えられました。
こうした動きの背景には、新型コロナ期に急拡大した人員の最適化や事業ポートフォリオの再編、そしてAIシフトがあると指摘されています。