「あの大事な紙、どこいった?」のイライラに終止符をうち、お金、時間、人生をコントロールしよう! 10万人を救った紙片づけメソッドの図解版『見るだけでわかる! 図解 紙片づけ』(石阪京子著)が発売に。「必要な紙が5秒で見つかる」画期的な片づけ術が、図解で直感的に分かり、紙を減らすスマホ活用術も超絶丁寧に解説。本連載では本書から、抜粋・編集してメソッドを紹介していきます。

入ってくる紙も片づけたいが、ためこんだ紙も気になる!
紙を片づけようと思ったときにまず迷うのは、「入ってくる紙」から片づけ始めるか、「ためこんだ紙」から片づけ始めるか、です。これは、主な目的が何かによって変わってきます。
まず、「入ってくる紙」というのは、明日以降入ってくる紙はもちろん、ここ一週間くらいで家にやってきた紙のことです(厳密な決まりはありません)。日々、紙に翻弄されて生活がうまくまわっていない人は、こちらから取り掛かるのがよいでしょう。
いっぽう、「ためこんだ紙」というのは、押し入れの奥にしまいこんで存在を忘れているような紙のことです。ほとんどは不要な紙ですが、資産に関する紙がまぎれていることもあるので、資産を早急に把握する必要がある人はこちらから始めるとよいでしょう。
「入ってくる紙」と「ためこんだ紙」を片づけるメリットはそれぞれ違います。下記はそれぞれのメリットを箇条書きで書いたものです。あなた自身はどちらのメリットをより享受したいかを考えて、先に手をつける紙を決めてください。
「入ってくる紙」VS「ためこんだ紙」それぞれを片づけるメリットは?
●「入ってくる紙」から片づけるメリット
□ 日々のイライラが減る
□ 記憶が新しいから「これはなんの紙だったっけ…」と迷うことが少ない
□ 「大事なことを忘れているのでは…」という不安が消える
□ 家族と予定を共有しやすくなる
□ 紙に行動をコントロールされにくくなる
□ スケジュール管理がラクになる
□ まとまった時間がとれなくても進められる
□ 紙片づけの効果をすぐに実感できる
□ 紙がこれ以上たまるのを防げる
□ コツがつかめるから、「ためこんだ紙」の片づけにも応用できる
●「ためこんだ紙」から片づけるメリット
□ 忘れていた大事な紙を発掘できる
□ 資産状況を把握できる
□ 不要な契約や支出を見直せる
□ 保険やローンの見直しがしやすくなる
□ 相続対策や税金対策ができる
□ 整理した紙をファイナンシャルプランナー(FP)や専門家に見せやすくなる
□ 大量の紙を処分できるので気持ちが軽くなる
□ スペースが空いて空間を有効に使える
□ 家族と大事な話をするきっかけになる
□ 「家の中でわからないことは何もない」という自信が出てくる
*本記事は、『見るだけでわかる! 図解 紙片づけ』より、抜粋・編集して作成しております。