UI銀行にも年0.5%の普通預金がある。普通預金口座を開設した後に「はたらくサイフ(普通預金)」に切
満16歳以上の個人なら誰でも利用可能。同じ仕組みで、年金を受け取ると0.5%対象となる「まもりのサイフ(普通預金)」もある。同じく「女神のサイフ(普通預金)」も金利は0.5%だ。UI銀行アプリから、性別に女性を選択(スマホカメラによる本人確認が必要)して申し込む。3つの普通預金は、金利の他に生活周りの各種クーポンが受け取れる。
0.5%でも十分高いが、東京スター銀行の「スターワン円普通預金」では給与・年金受け取り口座に指定すると、0.6%の優遇金利が適用になる。ATM引き出し手数料もゆうちょ銀行セブン銀行、都市銀行などが月8回まで実質無料(翌月キャッシュバック)。各行がしのぎを削っているのがよく分かる。
年齢による優遇金利を取る銀行も
次は、年齢条件付き金利を見ていく。若者層に特化しているのがPayPay銀行の「ステップアップ円預金」。普通預金の預金残高が増えるほど金利が上がる段階金利方式で最大で年0.4%だ。ただし、29歳以下だとその残高が少なくて済む。
30歳以上の場合、200万円以上の残高が必要だが、29歳以下は100万円で0.4%になる。ちなみに、この円預金では、9月から「利息」または「PayPayポイント」の受け取りが選べる新機能の提供を開始した。「PayPayポイント」で受け取ると、0.1%高い最大 年0.5%になるという。
同じく、SBI新生銀行は0歳~28歳なら、口座を持つだけで最上位のダイヤモンドステージの優遇が受けられ、金利も年0.4%が適用になる。提携ATM出金手数料は何度でも無料、他行あて振込手数料10回まで無料など、特典もダイヤモンドステージのものだ。
年齢以外の条件がないのは一見ハードルが低いが、むろんそんなに単純な話ではない。その対象年齢を超えたとたん、特典も消えるからだ。まずは金利でお客を呼びこみ、口座を保有してもらう。若者層はスマホ決済PayPayと相性がいいし、PayPayカードの保有もしてくれるだろう。