面接の最後に聞かれる「何か質問はありますか?」。どう答えると、内定に近づくのでしょうか?
新刊『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』は、特別なガクチカも将来の夢もなかった普通の就活生=「脇役さん」の著者が、1000冊以上の本を読み込み、自分だけの就活戦略をつくりあげ、食品超大手を含む22社から内定を得た実体験から生まれた一冊です。
「長期インターンにも行っていないし」「自己PRで語れることがない」――。
そんな普通の就活生が、どうすれば自分に合う企業に内定を取れるのでしょうか? 就活に不安を抱えるすべての学生、そしてその姿をそっと見守る保護者の方に届けたい、内定につながるリアルな戦略が詰まった、まったく新しい就活本です。今回は、失敗しない逆質問の答え方について著者である藤井氏が特別に書き下ろした記事をお届けします。

新卒 就活Photo: Adobe Stock

成功する一流の逆質問

就活の面接では、面接の最後に「何か質問はありますか?」と質問を求められることが多いです。この逆質問、気を抜いてしまうと、学歴や経歴に関係なく落ちてしまう可能性を秘めています。

「終わりよければ全て良し」ならぬ、「終わり悪ければすべて台無し」にならないよう、逆質問のポイントを紹介していきます。

逆質問について、まず最初に「終わり方」を押さえておきましょう。
僕が就活生のときは、1個質問して、面接官から「他にありますか?」と聞かれたら2個目の質問をする。そして終わるようにしていました。
本当に聞きたいことがあれば3個目まで質問して良いと思いますが、4個になると少し多すぎるかなと思います。反対に1個だと少ないですね。よって逆質問は3個用意しておくと良いでしょう。

そして逆質問の終わり方ですが、入社意欲を示しつつ、スマートに終えることをおすすめします。
基本的に逆質問は、面接官が「他にありますか?」と聞いてくれて、それに対して「もうありません」と終わるパターンと、面接官から「では面接は以上となります」と終わらせてくれるパターンの2パターンがあります。

まず前者の面接官が「他にありますか?」と聞いてくれて、それに対して「もうありません」と終わるパターンの終わり方を紹介しますね。

印象に残った話があった場合は、次の終わり方が良いでしょう。
「ありがとうございます。◯◯の点が特に印象に残りました。ぜひ貴社で働きたいという思いがさらに強まりました。」

次にどんな面接でも使える汎用性の高い逆質問の終わり方がこちらです。
「ご丁寧にありがとうございます。お話を伺って、入社後のイメージがより明確になりました。」

どちらもスマートかつ、面接官側の立場に立ったときに意欲を感じますよね。ただ「もうありません」と答えるのと比べて意欲的ですし、スマートです。

ほんの小さなことですが、面接の終わりに良い印象を与えるために、ぜひこれら2つの終わり方は押さえておいてください。