米国のスコット・ベッセント財務長官は12日から欧州に向かう予定だ。財務省によると、中国の経済政策を統括する何立峰副首相とスペインで会談し、マネーロンダリング(資金洗浄)や通商問題のほか、中国企業傘下の人気動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」について協議する。ホワイトハウス当局者によると、米国では17日からTikTokの利用が禁止される可能性があるものの、ドナルド・トランプ大統領はその期限を再び延長する見通しだ。トランプ氏は6月、中国企業の字節跳動(バイトダンス)がTikTokを売却しない場合、米国での利用を禁じる法律の執行を90日間停止していた。ベッセント氏はスペインでの会談後、英国を国賓訪問するトランプ氏に同行する。18日に帰国予定だ。